リハビリに関わる職場に転職する

条件を明確にする

希望が叶う職場を見つけるために、まずはリハビリに関わる仕事をするうえで自分が重視することを思いつくままに書き出してみましょう。その後は、書き出した条件を「譲れないこと」「叶えば嬉しいこと」「あまり重要ではないこと」の項目に分けて優先順位を付けていきます。自分の理想がすべて叶う職場に転職できればベストですが、そううまくはいきません。そのため、あらかじめ希望する条件に優先順位を付けて、優先順位が高い順に希望を叶えられる求人に応募し転職することで満足度が上がり、結果として「転職は成功した」と思えるのです。
もし転職に関してこだわりがないというのであれば、逆に「やりたくないこと」「今の職場で感じている不満」を書き出してみましょう。これが分かっていればある程度転職先を絞ることができます。

転職エージェントを使う

自分だけで転職活動をするのには限界がありますので、転職エージェントの利用をおすすめします。自分の希望を伝えることでその条件にマッチした求人をエージェント側が探してくれるのでとても効率的に転職活動を進めることができます。また、面接対策や書類作成のアドバイス、面接への同行、面接時のフォローなど、転職活動に関するあらゆる場面で力になってくれます。特に、初めて転職をする人は分らない部分が多く不安も大きいでしょうから、ぜひ活用してください。

焦って転職しないこと

注意点としては、今の職場がきついからといって焦って環境を変えようとしないことです。リハビリ職の場合、「老人ホームの仕事がきついから楽な訪問介護に転職しよう」とちゃんと下調べをしないで転職した結果、転職先のほうがハードだったなどといったケースがよくあります。老人ホームの中でも楽なところはありますし、訪問介護がすべて楽なわけではりません。給与などの条件についても、仕事内容は同じでも事業所によって大きく異なることがありますので、きちんと情報収集をしながら転職活動を進めていくことが大切です。

方針が合うかどうか

リハビリや介護に対する考え方は人それぞれで異なります。そのため、転職先となる施設の考え方が自分に合うかどうかを確認しましょう。もし転職先の理念と自分の価値観が合わなければ、たとえ待遇が良くても仕事に対してやりがいを感じることができず、利用者に対して申し訳ない気持ちを抱くようになり仕事は長続きしないでしょう。職場見学や面接の際に、どういった点を重視してリハビリや介護を提供しているのかを確認しておきましょう。